その他のハーブ

猫ちゃんのハーブガーデン
猫ちゃんのハーブガーデン

ここではカレンデュラ以外のおすすめハーブについて述べていきます。私が実際に育てて、使用してみてよかったものです。今まで興味を持っていろいろなハーブを育ててみましたが、実生活ではそんなに活用しないで終わってしまったものもありました。本とか雑誌に載っている海外のハーブガーデンの写真をうっとりと眺めながら、家もこんな風にしたい!と張り切ってプチプチガーデニングをやっても、できたハーブを鑑賞するだけで使わないでそのまま終わってしまったことも…… (ハーブさん達、ごめんなさい……汗)でも、生活のあらゆるシーンでハーブを使いまくるというのも限界が!ベニシアさんレベルに普通のおばさんが達するのは不可能というもの。そこで、たどり着いたのが、植えっぱなしで収穫できて使えるるハーブをメインにするというもの。これってハーブの断舎離!? 以下にご紹介するハーブは植えっぱなし、もしくは、年に一度は種をまくとしても簡単にできるものです。私は、これらをプランターや植木鉢で育てました。

本の背表紙
例えば、こんな本とか、
イギリスのお菓子の本

こんな本も.参考にしました。 (上から English Herb Gardens: Guy Cooper, Gordon Taylor、Clive Boursnell Weidenfeld & Nicolson、イギリスのお菓子、イギリスのお菓子Ⅱ、イギリス料理を召し上がれ 北野佐久子 CBSソニー出版)下の3冊は料理本ながら、著者自身の手による様々なイギリスの美しいハーブガーデンが掲載されています。

1.セージ

セージ1

多年草(一度、種をまき育てたら、毎年花を咲かせたり葉が付いたりする植物)のハーブです。何種類もあり、私が育てたのは、コモンセージという種類です。春から夏にかけて葉がよく成長します。生の葉や乾燥させた葉をハーブティーにすることができます。弱冠、ショウガのような香りがしますが、飲むとさわやかさと甘さが合わさったような味がします。風邪のひきはじめで、のどがイガイガする時に飲むと効果絶大です。花は紫色の小さな花が、一枝にたくさんつきます。赤い花の咲く種類のセージもあります。
(写真はコモンセージです)

乾燥したセージの葉
乾燥したセージの葉

2.レモンバーム

レモンバーム3

多年草のハーブです。春から夏にかけて葉がよく成長します。摘んだ葉は、生ハーブやドライハーブにして、ハーブティーになります。味は、すっきり系です。私は、カレンデュラに少し混ぜてミックスハーブティーにします。花は、小さい白い花で、ミツバチがよく蜜を吸いにやって来ます。こぼれた小さな種から芽が出やすいです。
(写真はこぼれ種から成長したレモンバームです。石の間からでもたくましく成長します。)

3.ローズマリー

ローズマリー

多年草のハーブです。ローズマリーは一種類だけではなく、様々な種類があります。成長するのが遅いので、種からまいて育てるよりも苗を買ってきて植えるのがいいかもしれません。一年中、葉が茂っています。葉は生とドライの両方が使え、ハーブティーから料理まで様々な用途があります。花は、青紫色の小さなかわいい花が咲きます。葉に触れただけで強い香りが漂います。ローズマリーから作ったアロマオイルの香りは認知症の予防にもなるといわれていますが、癲癇の方や、妊婦さんには、使用してはいけないものなので注意したほうがいいですね。また、ローズマリーの精油からつくる化粧水(ハンガリー水)が若返りの化粧水として有名ですが、ローズマリーのドライハーブから作ったパック材を使ったところ、あり得ないくらいお肌がプルプルになりました。料理にも美容にも使える最強ハーブの一つだと思います。
(写真はマリンブルーという種類です)

4.オレガノ

オレガノ

多年草のハーブです。春から夏にかけて葉がよく成長します。生の葉、乾燥させた葉をドライハーブにして使います。私は、肉や魚を焼くときにふりかけて使っています。本によっては、魚料理に使う、なんて書いてありますが、どちらにも使えます。ローズマリーと合わせるとさらに風味がアップします。

5.ホーリーバジル

ホーリーバジル

一年草(毎年種をまいて育てるもの)のハーブです。春から夏にかけてよく成長します。花は、紫色です。花も含めて茎ごとハーブティーにするか、また、ドライハーブにしても使えます。味は甘くて、ちょっとショウガ風味もあり、はまります。個人的には、ハーブティーの王様です。ただし、注意しなくてはいけないのは、人間にもおいしいということは、虫にとってもおいしいということです。我が家では、葉が茂ってそろそろ収穫という時に、虫が寄ってたかってむしゃむしゃ食べつくすということが、頻繁に起こりました。なので、絶対、防虫ネットで育てるのがいいと思います。心身に調和をもたらしてくれるという効果があるそうです。
(写真は乾燥させたもの)

6.バジル

バジル

一年草のハーブです。なんと、バジルも一種類だけではありません。レモンバジルという、レモンの香りのする種類などもあったりします。 初夏から夏にかけて、葉がよく茂り、白い花を咲かせます。先端の花は、少し下からカットすれば、枝葉がまた茂ってきます。生ハーブ、ドライハーブ両方使えます。

レモンバジルの種
レモンバジルはこんな感じです

7.カモミール

カモミール

多年草のローマンカモミールと一年草のジャーマンカモミールの二種類があり、どちらもいい香りがします。リンゴのような香りで、癒されます。性質と使いかたはほとんど同じですが、通常、ジャーマンカモミールからハーブティーや、ホメオパシーのレメディーが作られます。伝統的に子供が落ち着きのない時、風邪、腹痛、下痢などの症状の時にこのハーブティーが使われてきました。ピーターラビットのお話の中で、マクレガーさんの畑から命からがら逃げかえってきたピーターにお母さんがカモミールのハーブティーを寝る前のせんじ薬としてあげるシーンがでてきます。種は非常に細かいですが、しっかりと芽が出て育ちます。ローマンカモミールは、多年草なので、植えっぱなしでいいかと思いきや、きちんと手入れしないと3年目以降からはうまく咲きませんでした。また、カモミールで花粉症になったケースもあるみたいなので、気を付けたほうがいいかもしれません。

カモミールの種
カモミールの種(こんなに小さいです)

8.ミント

多年草のハーブです。ペパーミントが一般的ですが、アップルミントとかレモンミントとか様々な種類があります。生または、ドライハーブティー等に使用でき、料理やお菓子のアクセントとしても使えます。我が家では、毎年ではありませんが、鉢で育てることがあります。ご近所に玄関先で育てている方がいて、観察している限りでは、毎夏、繁殖して刈り取る、翌夏もまた繁殖するを繰り返しています。地面に植えっぱなしだと、そのまま収穫し放題かもしれませんが、増えすぎて困るということも起こるかもしれません。

9.ドクダミ

ドクダミ

多年草の和ハーブです。一度植えておけば、毎年春ごろからぐんぐん伸びてきてそこら中に繁殖します。手入れも何もしなくても春から初夏にかけて地面から芽を出して茂りまくり花を咲かせ、冬になると何もなかったように姿を消します。毎年その繰り返しです。葉を乾燥させてドクダミ茶にしたり、また、花の咲いているときに根っこ以外まるごとホワイトリカーにつけて保湿力のある化粧水を作ることができます。ただし、お茶は、癖のある香りと味なので、効用がありそうですが、飲みにくいです。

以上が、私が厳選したたった9種類のハーブです。今後、これにタイムを加えてみようなと考えています。なお、いまいち、よさがよくわからなかったのが、チャイブです。紫の花がとてもかわいらしく、そのまま料理に使用できるのですが、あまり味にインパクトを感じられませんでした。鑑賞するにはいいと思います。

そして、最後に“絶対に失敗するハーブ”をご紹介します。それは、ハーブの王様、代名詞みたいなラベンダーです。種類はいろいろありますが、ここでは、イングリッシュラベンダーのことです。夏を越して翌年まで持たないことが多いです。(私の住んでいるところは関東地方)北海道やそれに準じた涼しい土地でないと、かなり難しいと思います。ただ、ラベンダーの親戚みたいなラヴァンジンという種類なら、暑い所でも大丈夫という説もあります。ラヴァンジンは、真正ラベンダーが栽培されているところや、それが野生としているところで生育する交雑種のラベンダーです。試してみるのもいいかもしれません。そのほかにも交配された種で、暑さに平気なものがあると思います。下の2枚の写真のラベンダーを見るとわかると思いますが、花の部分が太くてかなりな大きさです。イングリッシュラベンダーはこれよりも花も葉も細くて、うっそうと茂るという感じではありません。

ご近所の玄関先でたくましく咲くラベンダー
かなりな高温地域でもたくましく咲くラベンダー
おしゃれな花屋さん5
店頭に並んだラベンダー(上段右と下段左)

補足として、ドライハーブを作るお役立ちグッズをご紹介します。収穫したハーブの葉をざるなどに並べて干しても、思わぬ風がビューンと吹いて、せっかく育てたのに葉っぱが飛んで行ってしまった!なんてことありますよね。そんな時に役立つのが網の「野菜干し」です。我が家では、二トリで買ったものを利用しています。3段に分かれていて、ファスナーでチャックを閉めれば、大丈夫。中に入れた物は飛んでいきません。類似のものは、100均にも売っていますよ。探してみてくださいね。

干し野菜ネット
干し野菜ネット
ヒルトップ

ピーターラビットの作者、ポターの家の庭への入り口。この奥にすてきなガーデンが!?