キッチンのいらないものでガーデニング

ヨーグルト容器と卵パック

園芸店に行くと、いろいろなガーデニンググッズを売っていて思わず欲しくなってしまいますが、キッチンから出るいらないもので結構代用できてしまいます。我が家では、卵パックやヨーグルトの容器などを使っています。種まきには、専用の区分けして種を一粒づつまけるポットがあるのですが、卵パックでも代用できます。土にペットボトルのふたで穴をあけ、そこに3~4粒まく方法も推奨されているのですが、それだと間引きしなくてはいけません。食べられる葉物野菜だと、そのまま食べてしまえばいいのですが、ハーブだとそういうわけにもいきません。間引いた芽を捨てたくない場合は、一粒づつまける卵パック種まきはおすすめです。(ただし、ひと穴に数粒まくと、種同士が競争して成長が促進されるという説もあります。)

まず用意するのは、空の卵パック。底になっている部分とふたの部分を切りはなし、凸型になっている底の部分に、水はけ用の穴を3つぐらい開けます。そして、平らなふたの部分を下にして、穴をあけた底の部分を重ねます。そうすると強度が増し、また、水うけにもなります。そこに土を詰めて、一粒一粒種をまけばいいのです。何日かしたら芽が出るので、双葉以上に育ったら、ビニールポットに植え替えればOKです。

下の写真は、カレンデュラの種をまいて、育てたものです。

芽が出たところ
カレンデュラの双葉
芽が成長
さらに成長したところ

このくらい成長すると、根がしっかりしてくるので、ビニールポットに植え替えます。

植え替え
スプーンですくうように掘り起こします

スポーンなどを使い、根を傷めないように土のついたまま掘り起こし、ビニールポットに植え替えればOKです。

以前、土にそのまま植えれば吸収されてなくなるという種まき専用のポットを使用したことがあったのですが、土に植えても丈夫すぎてそのままの形で残ってしまい、根が伸びない恐れがあったので、使うのをやめたことがあります。これはこれで丈夫なので、何度も使用できます。

種まきポット
土に吸収されない種まき用のポット

それから、もう一つおすすめはヨーグルト容器です。これは、ヨーグルトが入っている部分もふたも、両方使えます。丈夫で耐久性があり、雨ざらしのベランダで使用しても、簡単には壊れることなく何年も持ちます。ふたは、種まき時に袋から出した種をいったんあけるのに便利だし、ラベルにも使え、容器は、底に穴をあければ植木鉢にもなります。

ヨーグルト容器のふた
容器のふたは種入れに
ヨーグルト容器のふたとラベル
切り抜いてラベルに

おしゃれな木でできた園芸用のラベルもありますが、こんなもので代用はいかが? なかなか劣化しないので、プラスチックが土に混入する心配はあまりないです。

もう一つおすすめは、鉢底石を入れるのに、網目状のシンクのごみ袋を使うことです。ただし、これは2年くらいで劣化してしまうので、プラスチックが土に混入する前に取り換えたほうがいいでしょう。